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#とげとげのまるまる

♥はツイッターでもらえるけれど もう少し探そうよ

ルーツ!ルーツ!ルーツ!

もやもや

 私の写真を貼ったアルバムの中で一番古いものは、私が生まれた時にK市から誕生祝いに頂いたアルバムだろう。
 表紙をめくると、最初のページには当時のK市市長のありがたいお言葉(世の中に役に立つ人間になってください、みたいな内容のやつ)が書かれていて、いかにも平成の初めっぽい(?)なぁという感じがする。


 両親が母子手帳をもらい、出生届を提出し、色々と恩恵を受けたはずのK市だが、私自身がK市を出身地と自称することは、ほぼない。
 なぜなら私が生まれてしばらくして、家族の転勤族としての歴史が始まり、私が物心つくころにはK市とは別の県にいたからだ。申し訳ないが、記憶にないものは仕方がない。


 自分の人生において、出身地だと言えるような場所はいくつかあるけれど、私は自己紹介の時だけは、F市の人間になると決めている。
 F市が自分の人生の中で一番長い時間を過ごした都市なのは確かだが、一番大きいのは言葉だ。
 焦った時、怒った時、おそらく人間の本性に近い部分が出るであろう場面で、私はF市の訛りを方言をきっと隠せない。
 F市に生まれた訳ではないけれど、F市出身だということにしておけば、コミュニケーション上、色々と楽になる。ような気がする。
 少なくとも、初対面の人に怪しまれるようなことはないはずだ。




いつぞやのごぼ天うどん。また食べたい。



 外国人をルーツに持つスポーツ選手がテレビでフューチャーされる度に「あいつは日本人に見えない」と言う人々の隣で、そんなことを考えていると知ったら、彼らはどんな顔をするのだろう。



 知りたいけれど、まだ、知りたくないような気もする。